石﨑歯科医院流「歯科麻酔」について🤝
2026.08.15
石﨑歯科医院 お口の教科書
歯科の麻酔について
「歯医者さんの麻酔って大丈夫?」そんな心配をされる方へ
「歯医者さんの麻酔って、身体に悪くないですか?」
「妊娠中でも麻酔して大丈夫ですか?」
「血圧が高いのですが、麻酔できますか?」
「糖尿病がありますが、大丈夫でしょうか?」
「麻酔が怖いので、できればしたくありません……」
歯科治療で使う局所麻酔について、このようなご質問を受けることがあります。
麻酔という言葉を聞くと、
「薬を身体に入れるから怖い」
と感じる方もいらっしゃると思います。
でも、歯科治療で使用する局所麻酔は、痛みをできるだけ少なくして治療を行うために、とても大切なものです。
石﨑歯科医院では、必要な場合には患者さんの状態を確認したうえで局所麻酔を使用し、できるだけ安心して治療を受けていただけるようにしています。
そもそも、なぜ歯科治療で麻酔をするのでしょうか?
歯の治療では、むし歯を削ったり、歯ぐきの治療をしたり、抜歯をしたりする際に痛みを伴うことがあります。
そこで使用するのが局所麻酔です。
局所麻酔は、身体全体を眠らせるものではありません。
治療する場所の周囲の神経に一時的に作用して、
「治療による痛みを感じにくくする」
ことを目的としています。
意識がなくなるわけではありませんので、通常は治療中も先生と会話をすることができます。
「麻酔をしない方が身体にいい」は本当?
必ずしもそうではありません。
痛みを我慢しながら治療を受けると、患者さんにとって大きなストレスになります。
また、痛みを避けようとして身体に力が入ったり、治療中に動いてしまったりすることで、かえって治療が難しくなることもあります。
そのため、
必要なときには適切に麻酔を使って、痛みを抑えながら治療を行うこと
も、安全で快適な歯科治療の一部だと私たちは考えています。
妊娠中でも麻酔はできますか?
「妊娠しているので、歯科の麻酔はできませんよね?」
と心配される方がいらっしゃいます。
しかし、
妊娠している=歯科の局所麻酔が使えない
ということではありません。
妊娠中でも、必要な歯科治療を行うために局所麻酔が使用されることがあります。
もちろん、妊娠週数や体調、治療内容などによって配慮すべきことがあります。
そのため、妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は、必ず事前にお知らせください。
「妊娠しているから麻酔ができない」と自己判断して治療を我慢するのではなく、
「妊娠中ですが、この治療と麻酔は大丈夫ですか?」
とご相談ください。
高血圧でも麻酔はできますか?
高血圧の方からも、
「血圧が高いけど麻酔して大丈夫ですか?」
という質問をよくいただきます。
高血圧だからといって、歯科の局所麻酔が一律に使用できないわけではありません。
ただし、局所麻酔には、麻酔の効果を長持ちさせるなどの目的で、血管を収縮させる成分が含まれているものがあります。
そのため、血圧の状態や持病、服用している薬、治療内容などを確認しながら使用することが大切です。
歯科医院では必要に応じて血圧を確認しながら治療を行います。
特に、
- 血圧がかなり高い
- 最近血圧が安定していない
- 心臓や血管の病気がある
- 血圧の薬を服用している
などの場合には、事前にお知らせください。
糖尿病でも麻酔はできますか?
糖尿病の方も、
「麻酔をして大丈夫ですか?」
と心配されることがあります。
糖尿病だから局所麻酔ができない、というわけではありません。
ただし、糖尿病のコントロール状態や服用薬、治療内容などを確認することが大切です。
特に歯科治療では、
「麻酔そのもの」だけでなく、「治療前後の食事や血糖値、感染への注意」
なども考える必要があります。
糖尿病の治療を受けている方は、必ずお知らせください。
歯科の麻酔には、いろいろな種類があります
歯科で使用する局所麻酔薬にはいくつかの種類があります。
また、麻酔薬そのものだけでなく、麻酔の効果を調整するための成分が含まれているものもあります。
ただ、患者さんにとって大切なのは、
「薬の名前を全部覚えること」ではありません。
大切なのは、
「今の自分の身体の状態で、この治療に必要な麻酔を安全に使用できるか」
ということです。
そのため、石﨑歯科医院では、必要以上に難しい薬剤名を並べて患者さんを不安にさせるのではなく、治療内容や患者さんの状態を確認したうえで、必要な麻酔を使用しています。
「麻酔が怖い」という方へ
麻酔が怖いのは、決して珍しいことではありません。
「注射が苦手」
「昔、麻酔が痛かった」
「麻酔をした後の感覚が嫌い」
という方もいらっしゃいます。
そのような場合には、遠慮なくお伝えください。
治療内容によっては、
「今日は麻酔をしない方法でできるのか」
を検討できる場合もあります。
一方で、麻酔をした方が痛みを抑えて安全に治療できる場合もあります。
だからこそ、
「麻酔をする・しない」を一方的に決めるのではなく、その日の治療内容と患者さんの不安を考えながら判断すること
を大切にしています。
麻酔をした後に気をつけること
麻酔が効いている間は、唇・頬・舌などの感覚が鈍くなります。
そのため、麻酔が効いている間は次のことに注意してください。
① 熱いものを飲食しない
感覚が鈍くなっているため、熱いものに気づかず、やけどをすることがあります。
麻酔が切れるまでは、熱い飲み物や熱い食べ物は避けてください。
② 頬や唇、舌を噛まない
特にお子さんは注意が必要です。
「痛くないから」と噛んでしまい、麻酔が切れた後に腫れたり痛くなったりすることがあります。
③ 食事は麻酔が切れてから
治療内容にもよりますが、できるだけ麻酔が切れてから食事をすることをおすすめします。
どうしても食事をする必要がある場合には、麻酔が効いている側を避け、やわらかいものを選ぶなど注意してください。
④ 麻酔が切れる時間には個人差があります
麻酔の種類や量、治療した場所によって、麻酔が切れるまでの時間は異なります。
「○時間で必ず切れます」と一律には言えません。
治療後にお伝えする注意事項に従ってください。
麻酔が切れた後に痛みが出ることがあります
麻酔が切れた後、
「少しズキズキする」
「治療したところが痛い」
と感じることがあります。
これは、麻酔の副作用というより、治療によって歯や周囲の組織に刺激が加わったことによる痛みの場合があります。
治療内容によっては、麻酔が切れる前に鎮痛薬を服用することで、痛みを抑えやすくなることもあります。
必要な場合には、治療後に服用方法をご説明します。
麻酔をしたところが腫れたら?
麻酔の注射をした場所が、一時的に違和感を感じたり、軽く痛んだりすることがあります。
ただし、
- 強い腫れが出た
- 呼吸が苦しい
- 全身にじんましんが出た
- 気分が悪くなった
- 強い動悸が続く
- 症状が急激に悪化した
など、通常とは違う症状が出た場合には、すぐに歯科医院へご連絡ください。
石﨑歯科医院では「麻酔をすること」より「安心して治療を受けられること」を大切にしています
歯科の局所麻酔について、
「妊娠しているけど大丈夫?」
「血圧が高いけど大丈夫?」
「糖尿病だけど大丈夫?」
と心配される患者さんは少なくありません。
私たちは、そのようなご質問に対して、
「基本的には大丈夫ですよ」
とお答えすることが多いです。
ただし、それは
「誰でも、どんな状態でも絶対に大丈夫」
という意味ではありません。
患者さんの持病、服用している薬、妊娠の有無、体調、治療内容などを確認したうえで、その方にとって必要な麻酔を考えることが大切です。
そして、
「どうしても麻酔が怖い」
という方には、そのお気持ちも大切にします。
無理に麻酔を受けていただくのではなく、
「本当に今日、麻酔が必要なのか?」
「麻酔を使わずにできる治療なのか?」
「麻酔をした方が、むしろ安心して治療できるのか?」
を一緒に考えます。
麻酔は「怖いもの」ではなく、痛みから患者さんを守るためのもの
歯科治療において、麻酔は決して特別なものではありません。
必要なときに適切に使用することで、治療中の痛みを抑え、患者さんが安心して治療を受けるために役立つ大切な方法です。
だからこそ、
「麻酔が怖いから歯医者に行けない」
と我慢する必要はありません。
麻酔について不安なこと、持病や服用薬について心配なことがあれば、遠慮なくお伝えください。
石﨑歯科医院では、治療そのものだけでなく、
「患者さんが安心して治療を受けられること」
も大切にしながら、一人ひとりのお口の状態と全身状態を考えて治療を行っています。
石﨑歯科医院から
「麻酔って大丈夫ですか?」
この質問は、決して恥ずかしい質問ではありません。
心配なことがあれば、何でも聞いてください。
歯科治療は、患者さんが納得して、安心して受けていただくことが大切です。
「麻酔をするのが怖い」
「持病があるけれど大丈夫?」
「妊娠中だけど治療していい?」
そんな不安も含めて、一緒に治療方法を考えていきましょう。
必要なところには適切に麻酔を使い、できるだけ痛みを抑えながら。
そして、必要のないところまで無理に麻酔を使わない。
石﨑歯科医院では、そのバランスを大切にしています。
