あいうべ体操 矯正関係無くやるとええで‼️

2026.08.19

石﨑歯科医院 お口の教科書

あいうべ体操って、何のためにするの?

「あいうべ体操」という言葉を聞いたことがありますか?

「あー」「いー」「うー」「べー」と、口と舌を大きく動かす、とても簡単な体操です。

特別な道具も必要ありません。

ちょっとした時間にできる、お口のトレーニングです。

あいうべ体操は「お口の筋トレ」です

私たちは毎日、

食べる
噛む
飲み込む
話す
笑う

という動作を何気なく行っています。

これらには、歯だけではなく、

唇・頬・舌・顎など、たくさんの筋肉が関係しています。

あいうべ体操は、こうしたお口周りや舌をしっかり動かすことで、口腔機能を維持するためのトレーニングの一つです。

やり方は、とても簡単です

「あ・い・う・べ」の4つの動きを順番に行います。

①「あー」

口を上下に大きく開きます。

「ちょっと大げさかな?」

と思うくらい、大きく開けてみましょう。

②「いー」

口を横に大きく広げます。

頬や口の周りもしっかり動かします。

③「うー」

唇を前に突き出します。

「うー」と、できるだけ唇を前に伸ばします。

④「べー」

舌を思い切り前に出し、下方向へ伸ばします。

「あごをなめる」くらいの気持ちで、舌をしっかり出してみましょう。

「あ・い・う・べ」で1セットです。

どのくらいやればいいの?

まずは、

「あ・い・う・べ」×5~10回

くらいから始めてみましょう。

日本歯科医師会では、4つの動作を繰り返して10回、1日3セットを目安として紹介しています。

【2026年8月現在】

ただし、最初から頑張りすぎる必要はありません。

大切なのは、

毎日少しずつ続けること。

歯磨きのように「習慣」にしてしまうのがおすすめです。

何が期待できるの?

あいうべ体操によって、口唇や頬、舌などを動かすことができます。

そのため、

・口を動かしやすくする
・舌を動かす練習になる
・口周りの筋肉を使う
・飲み込みなどの口腔機能を維持するための運動になる
・唾液が出やすくなることがある

などが期待できます。

日本歯科医師会でも、口腔機能を保つためのトレーニングとして紹介されています。

「口呼吸が治る体操」なの?

あいうべ体操は、口呼吸との関連で紹介されることも多い体操です。

ただし、

「あいうべ体操をすれば、必ず口呼吸が治る」

と単純に考えるものではありません。

鼻づまりやアレルギー、鼻や喉の病気、歯並び、舌の位置など、口呼吸にはさまざまな原因があります。

そのため、

「いつも口が開いている」

「寝ているときに口呼吸をしている」

「鼻で呼吸しにくい」

といった場合には、原因を確認することも大切です。

子どもにもできるの?

できます。

ただし、子どもの場合は、

「正しい口の使い方を身につけるための一つの遊び」

くらいの気持ちで楽しく行うのがおすすめです。

「大きな口で、あー!」

「にっこり、いー!」

「タコさんみたいに、うー!」

「ベロをべー!」

と、遊び感覚で行うと続けやすくなります。

特に成長期のお子さんでは、舌や唇などの口腔機能を見ることも大切です。

ただし、あいうべ体操だけですべての歯並びや噛み合わせの問題を改善できるわけではありません。

無理はしないでください

顎関節に痛みがある方や、口を大きく開けると痛みが出る方は、無理に大きく口を開けないようにしてください。

日本歯科医師会の口腔体操でも、痛みがある場合には無理をしないよう注意されています。

「痛いけれど頑張る」のではなく、

痛みがある場合は、まず歯科医院に相談してください。

あいうべ体操だけで、お口の健康が完成するわけではありません

ここは大切なところです。

あいうべ体操をしているから、

「歯磨きはしなくてもいい」

「歯周病にならない」

「虫歯にならない」

ということではありません。

歯磨きや定期的な歯科検診、バランスの良い食事、よく噛んで食べることなどと同じように、

お口の健康を守るための一つの習慣

として取り入れてください。

石﨑歯科医院から

歯科医院というと、

「虫歯を治すところ」

「歯周病を治すところ」

というイメージが強いと思います。

もちろん、それも歯科医院の大切な仕事です。

でも、私たちが毎日使っている「口」は、

食べるための器官であり、話すための器官であり、呼吸にも関係する大切な器官です。

そして、その機能は歯だけで作られているわけではありません。

唇が動く。

頬が動く。

舌が動く。

顎が動く。

これらがうまく協調して、初めて「食べる」「飲み込む」「話す」ということができます。

あいうべ体操は、そんなお口の機能を意識して動かす、とても簡単なトレーニングです。

難しいことを毎日続けるのは大変ですが、

「あー・いー・うー・べー」

なら、今日からでも始められます。

まずは無理のない回数から。

毎日の生活の中に、ちょっとした「お口の筋トレ」を取り入れてみてください。

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