子どもに増えている「口腔機能発達不全」と歯並びの関係について🦷

2026.02.06

子どもに増えている「口腔機能発達不全」と歯並びの関係について

近年、小児歯科の分野で**口腔機能発達不全(こうくうきのうはったつふぜん)**と診断されるお子さんが増えています。

口腔機能とは、お口が本来持っている大切な働きである
 • 食べる(咀嚼)
 • 飲み込む(嚥下)
 • 話す(発音)
 • 呼吸する

といった機能を指します。
これらの機能は、お子さんの成長とともに自然に発達していくものですが、生活習慣や環境の変化により、十分に発達しないケースが増えています。



舌の力は歯並びに大きく影響します

歯並びというと「遺伝」と考えられることが多いですが、実は舌やお口周りの筋肉の働きが大きく関係しています。

正常な状態では、舌は安静時に上あごに軽く接しているのが理想です。舌が正しい位置にあることで、あごの骨の正常な成長が促され、歯がきれいに並ぶスペースが作られます。

しかし舌の力が弱い場合、
 • 舌が下がったままになる
 • 歯を内側から支えられない
 • あごの成長が不十分になる
 • 口呼吸になりやすくなる

といった問題が起こりやすくなります。その結果、歯並びや噛み合わせが乱れる原因につながることがあります。



このような様子はありませんか?

口腔機能発達不全のお子さんには、次のような特徴が見られることがあります。
 • 口がぽかんと開いていることが多い
 • 食事のときにくちゃくちゃ音を立てる
 • 飲み込みが苦手
 • 発音がはっきりしない
 • よく口呼吸をしている

これらは単なる癖ではなく、お口の機能発達に関係している場合があります。



早期の気づきが将来の歯並びを守ります

お口の機能は、成長期に適切なトレーニングやサポートを行うことで改善が期待できます。特に小児期は、あごの成長を活かしたアプローチができる大切な時期です。

歯並びが悪くなってから矯正治療を行うだけでなく、
歯並びが乱れる原因となる「お口の使い方」そのものにアプローチすることが、将来的なお口の健康につながります。



気になる症状があればお気軽にご相談ください

「うちの子は大丈夫かな?」と感じた場合、早めにチェックを行うことで、より良い成長をサポートできる可能性があります。

お子さんのお口の発達について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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