🦿第6回インプラント完全石﨑解説🤟骨💀の有無
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2026.08.23
石﨑歯科医院 お口の教科書
インプラント完全ガイド 第6回
「骨が少ないと言われたけど、インプラントはできる?」
「骨がないから無理」と言われた方に、まず知っていただきたいこと
インプラントについて相談すると、
「顎の骨が少ないですね」
「骨が薄いので、インプラントは難しいかもしれません」
と言われることがあります。
そう聞くと、
「自分はインプラントができないんだ……」
と思ってしまいますよね。
でも、
「骨が少ない=インプラントができない」
とは限りません。
ただし、骨の状態によっては、そのままインプラントを埋め込むことが難しいケースがあります。
そこで大切になるのが、治療前の診査・診断です。
🦷 なぜインプラントには「骨」が必要なの?
インプラントは、失った歯の根の代わりとなる人工歯根(インプラント体)を顎の骨の中に埋め込みます。
そして、その人工歯根を土台として人工の歯を取り付けます。
そのため、インプラントを支える顎の骨について、
- 高さは十分か
- 幅は十分か
- 骨の状態はどうか
- 神経や血管などとの位置関係はどうか
といったことを確認する必要があります。
特に重要なのが、
「骨の量」だけではなく、「どこに、どのような骨があるのか」
ということです。
🔍 レントゲンだけでは分からないことがあります
インプラント治療の診査では、レントゲン撮影に加えて、必要に応じてCT撮影を行います。
CTでは、顎の骨を立体的に確認することができます。
例えば、
「骨の幅は十分なのか?」
「骨の高さはどのくらいあるのか?」
「インプラントを埋め込む場所の近くに、神経や上顎洞などの重要な構造はないか?」
といったことを確認します。
つまり、インプラント治療では、
「とりあえず骨に入れる」
のではありません。
事前にお口の状態を詳しく調べ、
「どこに、どのようなインプラントを、どのように埋め込むのが適切なのか」
を考えることが重要なのです。
🦷 なぜ骨が少なくなるの?
「昔は歯があったのに、なぜ骨が少なくなるの?」
と思われる方もいるかもしれません。
歯を失うと、その歯を支えていた周囲の骨は、時間の経過とともに吸収していくことがあります。
また、
歯周病
によって歯を支えていた骨が失われている場合もあります。
さらに、歯を失ってから時間が長く経過している場合などには、インプラントを埋め込む場所の骨の高さや幅が不足していることがあります。
そのため、
「歯を失ってから時間が経っているから、もうインプラントはできない」
と決めつけることもできません。
まず現在の骨の状態を確認することが大切です。
🦷 骨が少ない場合、どうするの?
顎の骨が十分でない場合には、患者さんの状態に応じて、
骨造成(こつぞうせい)
と呼ばれる処置を検討することがあります。
これは、インプラントを支えるために必要な骨を補うことを目的とした治療です。
ただし、
「骨が少ないなら、全員が骨造成をすればいい」
というものではありません。
骨が不足している場所や程度、周囲の解剖学的な条件などによって、必要となる処置は異なります。
また、骨造成を行ってもインプラント治療が適さないケースもあります。
だからこそ、
まず診査・診断を行って、治療方法を検討する
ことが大切です。
🦷 「骨を増やせば、誰でもインプラントができる?」
ここは注意していただきたいところです。
インターネットでは、
「骨がなくてもインプラントができる」
という情報を見かけることがあります。
確かに、骨の不足に対して骨造成などを行うことで、インプラント治療が可能になるケースはあります。
しかし、
すべての人に同じ治療ができるわけではありません。
インプラント治療では、顎の骨だけでなく、
- 歯周病の状態
- 残っている歯の状態
- 噛み合わせ
- 歯ぎしり・食いしばり
- お口の清掃状態
- 全身状態
- 喫煙などの生活習慣
など、さまざまな要素を考える必要があります。
🦷 「骨が少ない」と言われたら、何を聞けばいい?
もし以前の歯科医院で、
「骨が少ないから難しい」
と言われた経験があるなら、次のようなことを確認してみるとよいでしょう。
① どこの骨が少ないのか?
上顎なのか、下顎なのか。
前歯なのか、奥歯なのか。
場所によって状況は変わります。
② どのくらい骨が不足しているのか?
高さなのか、幅なのか、それとも両方なのか。
③ なぜインプラントが難しいのか?
単純に骨の量だけが問題なのか、それ以外の原因があるのか。
④ 他に治療方法はあるのか?
インプラントだけが治療方法ではありません。
ブリッジや入れ歯など、別の選択肢も含めて考えることが大切です。
🦷 「インプラントありき」で考えない
ここは石﨑歯科医院が大切にしているところです。
インプラントを希望されて来院されたとしても、
「インプラントを入れること」
を最初からゴールにするのではありません。
まず、
なぜ歯を失ったのか?
そして、
残っている歯をこれからどう守っていくのか?
を考えます。
歯周病があるのであれば、その管理も必要です。
噛み合わせに問題があるのであれば、そのことも考えます。
インプラントだけを見て治療するのではなく、
「お口全体をどう健康にしていくか」
という視点が大切です。
🏠 石﨑歯科医院では、CTを活用して診査します
インプラント治療では、目で見える部分だけで判断することはできません。
石﨑歯科医院では、必要に応じてCTなどを用いて、顎の骨や周囲の状態を確認し、治療計画を考えます。
「骨が少ないと言われたけれど、本当にできないの?」
「自分の場合、骨造成が必要なの?」
「インプラント以外の方法はある?」
そんな疑問がある方も、まずは現在のお口の状態を確認してみてください。
できる・できないを最初から決めるのではなく、まず「なぜ難しいのか」を知ること。
それがインプラント治療を考える第一歩です。
📚 このページで分かったこと
- インプラントには、人工歯根を支える顎の骨が必要
- 「骨が少ない=インプラントができない」とは限らない
- CTによって顎の骨や周囲の解剖学的な状態を立体的に確認できる
- 骨が不足している場合には、骨造成を検討することがある
- 骨造成をすれば必ずインプラントができるわけではない
- 歯周病や噛み合わせ、残っている歯なども含めて診査することが重要
- インプラント以外に、ブリッジや入れ歯という選択肢もある
- 「インプラントを入れること」ではなく「お口全体をどう守るか」が大切
🦷 「骨が少ない」と言われても、まずは諦めないで
「骨が少ない」と言われると、
「自分はインプラントができない」
と思ってしまうかもしれません。
でも、実際には骨の状態によってさまざまな治療方法を検討できる場合があります。
一方で、無理にインプラントを選択することが、その方にとって一番良いとは限りません。
だからこそ、
診査して、状態を知る。
治療方法を比較する。
メリット・デメリットを理解する。
そして、
自分に合った治療方法を選ぶ。
これが大切です。
石﨑歯科医院では、神戸市東灘区・魚崎・青木周辺でインプラント治療を検討されている方に、現在のお口の状態を確認したうえで、一人ひとりに合った治療方法を一緒に考えていきます。
「骨が少ないと言われたから……」と諦める前に、まずは一度、お口の状態を確認してみませんか?
次回予告
インプラント完全ガイド 第7回
「インプラント手術って、どのくらい時間がかかる?」
「手術の日は仕事を休まないといけない?」
「何本入れると時間が長くなる?」
「手術が終わったら、その日に帰れるの?」
次回は、患者さんが意外と知らないインプラント手術当日の流れと、治療後の過ごし方について詳しく解説します。