🔷顎関節 脱臼
2026.10.06
顎関節脱臼について
「顎が外れて、口が閉じられない」?
顎関節脱臼とは、口を大きく開けたときなどに、下あごの骨の一部である下顎頭が、本来の位置から外れてしまう状態です。
いわゆる「顎が外れた」という状態です。
原因
主なきっかけは、
- あくび
- 大きな口を開ける
- 大きな食べ物を一気に噛む
- 歯科治療などで長時間口を開けている
- 外傷
などです。
一度脱臼すると、繰り返し起こりやすくなることがあります。
脱臼すると、関節の靱帯はどうなるの?
顎関節には、下顎の動きを支える関節包や靱帯があります。
脱臼すると、下顎頭が通常の動く範囲を超えて前方へ移動するため、関節包や靱帯などの周囲組織が強く引き伸ばされることがあります。
そのため、一度脱臼すると、支持組織の変化などによって再び脱臼しやすくなることがあります。
ただし、脱臼したからといって、必ず靱帯が切れるわけではありません。
症状
代表的な症状は、
- 口を閉じられない
- 顎が前に出たような感じがする
- 顎の関節の周囲が痛い
- よだれが出る
- 話したり飲み込んだりしにくい
などです。
特に、
「口を開けたまま閉じられない」
というのが特徴的な症状です。
治療
基本的には、外れた下顎頭を**元の位置に戻す「整復」**を行います。
脱臼している時間が長くなるほど、周囲の筋肉が緊張するなどして整復が難しくなることがあります。
そのため、顎が外れて口が閉じられない場合は、できるだけ早く石﨑歯科医院に連絡してください。
公式ラインも活用下さい。
自分で無理に戻そうとするのは避けましょう。
繰り返し脱臼する場合には、顎関節の状態や脱臼の原因を確認し、再発を防ぐためのアドバイスを、検討します。
予防
一度脱臼したことがある方は、特に
- 大きく口を開けすぎない
- あくびをするときは顎を支える
- 大きな食べ物を無理に噛まない
- 長時間、大きく口を開け続けない
ことを意識しましょう。
歯科治療を受ける際には、顎関節脱臼の経験があることを事前に伝えることも大切です。
「顎関節症」と「顎関節脱臼」は別のものです
顎関節症では、顎の痛みや口の開けにくさ、関節の音などがみられます。→お口の教科書📙あります。
一方、顎関節脱臼は、下顎頭が正常な位置から外れてしまい、口を閉じられなくなる状態です。
「顎が痛い」「音がする」というだけで脱臼しているわけではありません。
顎関節脱臼は、早めの対応が大切です
突然、口が開いたまま閉じられなくなったら、無理に動かしたり、自分で戻そうとしたりせず、早めに、石﨑歯科医院へ、相談してください。
一度脱臼した方は再発することもあるため、「なぜ外れたのか」「どうすれば次に外れにくくできるのか」を、ご説明いたします。