🦿第2回インプラント完全石﨑解説🤟痛い?腫れる?
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2026.08.23
石﨑歯科医院 お口の教科書
インプラント完全ガイド 第2回
インプラント治療は痛い?腫れる?
手術前に知っておきたい「痛み」と「腫れ」の本当のところ
「インプラントに興味はあるけれど、手術が怖い……」
これは、インプラント治療を検討される患者さんからよく聞く声です。
「顎の骨にインプラントを入れる」と聞くと、
「かなり痛いのでは?」
「顔が腫れてしまうのでは?」
「手術後は普通に生活できるの?」
と不安になるのも当然だと思います。
インプラント治療は外科的な処置を伴うため、まったく痛みや腫れがない治療とは言えません。
ただし、手術中の痛みと、手術後の痛みは分けて考える必要があります。
今回は、インプラント治療を受ける前に知っておきたい「痛み」と「腫れ」について、できるだけ分かりやすく解説します。
🦷 インプラントの手術中は痛い?
インプラントの埋入手術では、通常、局所麻酔を使用します。
そのため、麻酔が十分に効いている状態であれば、手術中に強い痛みを感じないように配慮して処置を行います。
ただし、
「何も感じない」
という意味ではありません。
手術中には、
- 押されるような感覚
- 振動
- 器具の音
- 口の中を触られている感覚
などを感じることがあります。
患者さんによっては、痛みそのものよりも、
「何をされているのか分からないことが怖い」
と感じることもあります。
だからこそ、手術前に治療内容を理解していただき、不安なことを確認しておくことが大切です。
🩹 手術が終わった後は痛む?
ここは少し考え方が変わります。
麻酔が切れてくると、手術した部分に痛みや違和感が出ることがあります。
そのため、必要に応じて鎮痛薬を使用します。
日本口腔インプラント学会では、術後の痛みは症例や個人差によって異なるものの、通常は鎮痛薬を数回服用する程度で、徐々に治まっていくと説明しています。
ただし、
「インプラントなら必ず痛くない」
とも、
「必ず強く痛む」
とも言えません。
治療する場所や本数、手術内容、骨の状態などによって違います。
🦷 「腫れる」のはおかしいこと?
いいえ。
インプラント手術後には、手術した部分が腫れることがあります。
これは、外科的な処置によって周囲の組織に炎症反応が起こるためです。
腫れの程度は、
- インプラントを埋める本数
- 手術する場所
- 手術の範囲
- 骨を補う処置を行うかどうか
- 患者さん自身の治癒反応
などによって変わります。
日本口腔インプラント学会も、術後の腫れは手術状況によって程度が異なり、徐々に引いていくと説明しています。場合によっては内出血によって顔の一部が紫色になることもあります。
したがって、
「手術後に少し腫れた=何か失敗した」
ということではありません。
🦷 骨を補う処置をすると、さらに違う?
インプラントを支えるための骨が十分でない場合には、インプラントを埋め込む前後に骨造成などの処置が必要になることがあります。
このような場合は、単純にインプラントを埋入するだけのケースとは、手術の範囲や身体への負担が異なります。
そのため、
「インプラント1本なら、みんな同じ痛み・同じ腫れ」
ではありません。
ここはインプラント治療を考えるうえで、とても重要なポイントです。
🦷 手術後、どんなことに注意すればいい?
手術後は、担当歯科医師から説明された注意事項を守ることが大切です。
特に、
強いうがいを繰り返さない
手術直後に何度も強いうがいをすると、傷口に負担をかけることがあります。
手術した部分を指や舌で触りすぎない
気になって触りたくなりますが、できるだけ患部を刺激しないようにします。
激しい運動を控える
術後すぐの激しい運動は、出血や腫れなどにつながる可能性があります。
飲酒を控える
術後は担当医の指示に従い、飲酒を控えることが大切です。
喫煙に注意する
喫煙はインプラント治療の経過に悪影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要です。
また、食事についても、手術部位や治療内容に合わせた指示を受けることが大切です。
🚨 「この痛み、大丈夫?」と思ったら
術後に多少の痛みや腫れが出ることはあります。
しかし、
時間が経つにつれて痛みがどんどん強くなる
腫れがひどくなっていく
出血が続く
しびれなどの気になる症状がある
などの場合は、
「そのうち治るだろう」
と自己判断せず、治療を受けた歯科医院に相談してください。
特に、術後の痛みが長期間続く場合には、担当医へ問い合わせることが日本口腔インプラント学会からも勧められています。
🦷 「痛くないインプラント」を探すより大切なこと
インターネットでインプラントについて調べていると、
「無痛インプラント」
「痛くないインプラント」
という言葉を目にすることがあります。
もちろん、患者さんの痛みや不安をできるだけ少なくすることは大切です。
しかし、
「絶対に痛くない」
と考えるのではなく、
「どのように痛みを抑え、どのような手術を行い、術後にどう管理するのか」
を確認することのほうが重要です。
インプラント治療は、患者さんごとに必要な処置が異なります。
だからこそ、治療前にしっかり説明を受け、
「自分の場合は、どんな治療になるのか?」
を理解しておくことが大切です。
🏠 石﨑歯科医院では
石﨑歯科医院では、インプラント治療を検討される患者さんに対して、まず現在のお口の状態を確認します。
インプラントを何本入れるのか。
顎の骨は十分にあるのか。
骨を補う処置が必要なのか。
噛み合わせに問題はないのか。
残っている歯や歯ぐきは健康なのか。
こうした情報によって、必要な治療内容は変わります。
そのため、
「インプラントだからこの治療」
と最初から決めつけるのではなく、
患者さん一人ひとりのお口に合わせて治療計画を考えること
を大切にしています。
🦷 インプラント治療は「手術だけ」を見るものではありません
インプラント治療というと、
「手術が怖い」
という部分に目が行きがちです。
もちろん手術は重要です。
しかし、本当に大切なのは、
診査・診断
↓
治療計画
↓
手術
↓
治癒期間
↓
人工歯の装着
↓
治療後のメインテナンス
という一連の流れです。
インプラント治療は、手術が終わったら完了ではありません。
その後、長く良好な状態で使っていくための管理まで含めて、一つの治療なのです。
📚 このページで分かったこと
- インプラント手術では通常、局所麻酔を使用する
- 手術後には痛みや腫れが出ることがある
- 痛みや腫れの程度は、手術内容や患者さんによって異なる
- 骨造成などを伴う場合は、通常の埋入手術とは負担が異なる
- 術後は歯科医院からの注意事項を守ることが重要
- 痛みや腫れが強くなったり長く続いたりする場合は、歯科医院へ相談する
- インプラントは「手術だけ」ではなく、治療後のメインテナンスまで含めて考える
🦷 インプラント治療を怖がりすぎないために
インプラントは外科的な治療です。
だからこそ、不安になるのは当たり前です。
「痛みはどのくらい?」
「腫れるの?」
「仕事はいつからできる?」
「食事はどうするの?」
分からないことを一つずつ確認してから治療を受けることが大切です。
石﨑歯科医院では、患者さんが納得して治療を受けられるよう、治療内容や注意点をできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
「怖いから、まず話を聞いてみたい」
それでも構いません。
インプラント治療をするかどうかを決める前に、まずご自身のお口の状態を知ることから始めてみてください。
次回
インプラント完全ガイド 第3回
「インプラントは何年くらい使える?」
長く使うために知っておきたい「寿命」とメインテナンス
「せっかくインプラントを入れるなら、できるだけ長く使いたい」
これは誰もが思うことです。
次回は、インプラントの耐久性だけではなく、インプラントを長く使うために患者さん自身ができることまで詳しく解説します。